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ケーブルレスによる快適さから、通勤・通学、テレワーク、スポーツなどさまざまなシーンで活躍する「ワイヤレスイヤホン」。特に近年は、左右のイヤホン間もワイヤレス接続を採用し、ケーブルが一切使用されていない「完全ワイヤレスイヤホン」が人気を集めており、2,000円前後で買える低価格なエントリーモデルから30,000円を超える高価格なハイエンドモデルまで、現在では非常に多くの製品が発売されています。
本特集では、そんな数ある完全ワイヤレスイヤホンの中から、おすすめのモデルを厳選して紹介します!ワイヤレスイヤホンを選ぶ際のポイントについても詳しく解説していますので、ぜひワイヤレスイヤホン選びの参考にしてください。
完全ワイヤレスイヤホンとは?
「完全ワイヤレスイヤホン」とは、Bluetoothを使ったワイヤレスイヤホンの一種で、スマートフォンや音楽プレーヤーなどの再生デバイスとイヤホン間の通信だけでなく、左右のイヤホン同士の通信にもワイヤレス接続を使用し、左右のイヤホンが完全に独立したイヤホンのことです。このタイプは「トゥルーワイヤレスイヤホン(TWS)」や「フルワイヤレスイヤホン」、「左右独立型イヤホン」とも呼ばれています。
完全ワイヤレスイヤホンを使う最大のメリットは、なんといってもわずらわしいケーブルが一切ないことです。ケーブルの断線や絡まりが心配されないため、快適に音楽を楽しめます。本体もコンパクトで持ち運びしやすく、通勤や通学中でも必要な時に手軽に利用できる点も大きな魅力です。
完全ワイヤレスイヤホンの選び方
装着感や接続性、バッテリー駆動時間など、完全ワイヤレスイヤホンを選ぶ際にチェックしておきたいポイントがいくつかあります。ここでは、完全ワイヤレスヘッドホン選びで押さえておきたい注目ポイントを詳しく解説します。
▍聴こえ方や装着感から自分に合ったタイプを選ぶ
完全ワイヤレスイヤホンは、「カナル型」「インナーイヤー型」「オープンイヤー型」の3つのタイプに大別されます。それぞれのタイプで聴こえ方や装着感に特徴があるので、好みや利用用途に合わせた最適なモデルを選びましょう。
■しっかりとしたフィット感と遮音性にすぐれる「カナル型」
「カナル型」は、耳栓のように耳穴にしっかりと挿し込んで使う密閉型のイヤホンのことです。シリコンやウレタン素材でできたイヤーピースと呼ばれるパーツを耳穴の奥に直接挿入して装着するので、フィット感がとても高く、遮音性にすぐれて音漏れもしにくいという特徴があります。密閉度が高いので、低音や細かい音も聴き取りやすく、迫力のあるサウンドを楽しめるのも利点です。なお、「カナル型」特有の耳の内側から圧迫されるような装着感が苦手という人は、この後に紹介する「インナーイヤー型」や「オープンイヤー型」を検討してみてもよいでしょう。
しっかりとしたフィット感と遮音性にすぐれる「カナル型」
■軽い付け心地で圧迫感が少ない「インナーイヤー型」
「インナーイヤー型」は、耳の入り口にイヤホンを引っ掛けて装着する開放型のイヤホンのことです。「イントラコンカ型」や「耳のせ型」とも呼ばれています。装着時に耳穴にイヤホンを挿し込む「カナル型」とは異なり、軽い着け心地で圧迫感が少なく、自然な音の広がりを楽しめるのが特徴です。しかし、耳を完全にふさがない構造のため、遮音性はそれほど高くなく、音漏れがしやすい点には注意が必要です。
軽い付け心地で圧迫感が少ない「インナーイヤー型」
■周囲の音をしっかりと感じながら、音楽を楽しめる「オープンイヤー型」
「オープンイヤー型」は、文字通り耳を完全に覆わず、外部の音もしっかりと聴こえるタイプのイヤホンです。日常の音を逃さずに音楽を楽しめるため、スポーツやビジネスなどで「ながら聴き」に利用されることがあります。耳穴が完全に開いているため、「インナーイヤー型」よりも圧迫感が少なく、聴き疲れしにくいのが特徴です。ただし、「インナーイヤー型」と同様に音漏れが起こりやすいので、音量には注意が必要です。
周囲の音をしっかり確認でき、ながら聴きにも使える「オープンイヤー型」。写真はイヤーフックを使った耳掛けタイプの製品です
「オープンイヤー型」の製品の中には、耳たぶに挟んで使うイヤーカフスタイルの製品もあります
▍バッテリー駆動時間は連続再生時間5時間以上が目安
完全ワイヤレスイヤホンは、イヤホン本体に搭載された小型バッテリーで動作します。音楽を長時間快適に楽しむためには、バッテリーの駆動時間にも注意が必要です。連続再生時間は再生時のボリュームや使用する機能、使用場所の通信環境などに左右されますが、イヤホン本体のみの連続再生時間が5時間以上あれば、ある程度長時間の移動でもバッテリー切れの心配が少なく、安心して利用できます。
▍接続が安定しやすいBluetoothバージョン5.0以上を選ぼう
左右のイヤホンをワイヤレスでつなぐ完全ワイヤレスイヤホンは、人の多い繁華街や電車内などの通信環境が悪い場所では、音飛びや音切れ、遅延などが発生しやすい傾向があります。そのため、快適に音楽を楽しむためには、できるだけ接続安定性の高い製品を選ぶことが重要です。
接続安定性は、完全ワイヤレスイヤホン側の通信チップの種類やアンテナの位置、そして使用する再生デバイスとの相性によっても左右されます。しかし、対応するBluetoothのバージョンが5.0以上の製品は比較的接続が安定している傾向があります。製品のスペックには通常、「Bluetooth 5.1」や「Bluetooth 5.2」などといったバージョンが記載されています。そのため、この数値が5.0以上の製品を選ぶことをおすすめします。
Bluetoothはバージョンが上がるほど通信速度や通信範囲が拡大し、電力消費なども改善しています。なお、送信側(プレーヤー)と受信側(ワイヤレスイヤホン)でBluetoothのバージョンが異なる場合は、バージョンの低いものが適用されますが、近年発売されているスマートフォンはほとんどがBluetooth 5.0以上となっています
▍より高音質で楽しみたいならBluetoothの対応コーデックにも注目
Bluetoothでは、オーディオデータを効率的に送信するために、音声圧縮変換方式としてコーデックを使用してデータをリアルタイムで圧縮して送信しています。「SBC」と呼ばれる標準コーデックは、ほぼすべての完全ワイヤレスイヤホンが対応しており、ビットレートが低いため、通信環境が悪い場所でも比較的安定した接続が得られますが、音質はそれほど高くなく、遅延も大きめです。
「SBC」以外にも、より高音質で遅延の少ないコーデックが存在します。例えば、「AAC」や「aptX」などが挙げられます。さらに、「aptX Adaptive」や「LDAC」といったコーデックでは、ハイレゾ相当の高音質伝送が可能です。ただし、完全ワイヤレスイヤホンごとに対応するコーデックが異なることがあります。
使用するデバイスによってもコーデックの選択肢が異なります。例えば、アップルの「iPhone」シリーズと組み合わせて使用する場合は「AAC」が適しており、Androidスマートフォンと組み合わせる場合は「aptX」が好まれます。高音質を重視するユーザーは、「aptX Adaptive」や「LDAC」を選択することを検討するとよいでしょう。
ワイヤレスイヤホンで使われているBluetoothコーデックをまとめたものです。「SBC」は必須コーデックと呼ばれ、ほぼすべてのワイヤレスイヤホンでサポートされています。
▍音質にこだわるならドライバーユニットもチェック。必ず実機で音を確認しよう
音質にこだわる場合は、音を生成するイヤホンの主要な部品であるドライバーユニットにも注目することが重要です。完全ワイヤレスイヤホンでは、主に「ダイナミック型」と「バランスド・アーマチュア型」のドライバーユニットが使用されます。ダイナミック型は中低域の音に厚みがあり、パワフルなサウンドを再現するのが得意です。一方、バランスド・アーマチュア型は解像度が高く、繊細なサウンドを楽しむことができます。ただし、製品によって音の傾向は異なるため、自分の好みに合った製品を選ぶためには、ぜひ店頭の実機で音を確認することがおすすめです。
▍防水性能やノイズキャンセリング機能など、利用シーンに合わせた機能性にも注目
せっかく完全ワイヤレスイヤホンを選ぶなら、利用シーンにあった機能性にもぜひ注目しておきましょう。
スポーツシーンで利用する場合は、汗などでイヤホン本体が濡れても安心な防水・防滴性能を有したモデルがおすすめです。防水・防滴保護等級を示す「IPX」は0から8まで9段階ありますが、屋外で使用することが多い場合はIPX4以上のスペックがあると、突然の雨にも安心して使えて便利です。また、シンクでの洗い物をする時やプールなど水辺の近くで使用する場合は、水没にも強いIPX7やIPX8対応の製品を選ぶのがよいでしょう。
防水・防滴保護等級を示す「IPX」は、0から8まで全部で9段階あります。屋外で使う場合、IPX4以上あると安心です
■騒がしい環境でも音楽に集中できる「ノイズキャンセリング機能」
電車やバスでの通勤・通学時など、周囲が騒がしい環境で利用することが多い場合は、ノイズキャンセリング機能を備えたモデルがおすすめです。この機能は周囲の雑音を打ち消してくれるため、周りの騒音を気にせずに音楽を楽しめます。
■複数のデバイスで同時に使うなら「マルチポイント」が便利
テレワークが普及し、自宅でパソコン作業を行う際にもワイヤレスイヤホンを利用する人が増えています。このような場合、スマートフォンだけでなくパソコンとも接続したいと考えるかもしれません。そんな場合は、「マルチポイント」に対応したモデルがおすすめです。この機能があれば、スマートフォンとパソコンの両方にワイヤレスイヤホンを接続し、着信などにスムーズに対応することができます。
■音声コミュニケーションが多い人は「通話性能」もチェック!
スマートフォンでのハンズフリー通話やテレワークでのビデオ会議など、音声を使ったコミュニケーションが多い場合は、通話性能にも注目しましょう。ワイヤレスイヤホンのマイク数やビームフォーミング技術、AIを活用したノイズ低減機能などが、快適な通話を実現するのに役立ちます。特に屋外での使用に適した風切り音低減機能やノイズ低減機能があると便利です。
Bose「QuietComfort Ultra Earbuds」
Bose「QuietComfort Ultra Earbuds」
- Bose
- QuietComfort Ultra Earbuds
- 価格.com最安価格28,326円 ( 発売日:2023年10月19日 )
Boseの「QuietComfort Ultra Earbuds」は、ノイズキャンセリング機能の効果が非常に高いだけでなく、セミカナル型の軽快な着け心地も人気です。さらに、新たに追加された独自の空間オーディオ機能も効果的で、普段聴いている楽曲をスピーカーで聴くような立体的なサウンドを楽しめるのもポイントです。
このイヤホンは、クアルコムの「Snapdragon Soundテクノロジー」に対応しており、高音質なaptX Adaptiveコーデックも利用可能です。なお、マルチポイントに関しては、ファームウェアアップデートで後日対応予定となっています。
■Bose「QuietComfort Ultra Earbuds」の主なスペック
タイプ:カナル型(セミカナル型)
再生時間(イヤホン単体):最大6時間(ノイズキャンセリング機能オン、イマーシブオーディオオフの場合)
再生時間(充電ケース併用):最大24時間(ノイズキャンセリング機能オン、イマーシブオーディオオフの場合)
Bluetoothバージョン:5.3
対応コーデック:SBC、AAC、aptX Adaptive
防水対応:○(IPX4相当)
ノイズキャンセリング機能:〇
マルチポイント対応:○(ファームウェアアップデートで後日対応予定)
カラーバリエーション:ブラック、ホワイトスモーク、ムーンストーンブルー
ソニー「WF-1000XM5」
ソニー「WF-1000XM5」
- SONY
- WF-1000XM5
- 価格.com最安価格28,800円 ( 発売日:2023年 9月1日 )
ソニーの最新モデル、大人気の完全ワイヤレスイヤホン「WF-1000X」シリーズは、イヤホン片耳あたり3つのマイクを搭載し、ノイズキャンセリング機能の効果が先代の「WF-1000XM4」比で最大20%アップしました。
さらに、独自の8.4mmドライバーユニット「ダイナミックドライバーX」を新たに採用し、音質も一段と向上しました。「高精度ボイスピックアップテクノロジー」による高い通話性能や、マルチポイント対応、さらにはハイレゾに満たない音源をハイレゾ相当の音質にアップスケーリングしてくれる「DSEE Extreme」など、豊富な機能性も魅力的です。
■ソニー「WF-1000XM5」の主なスペック
タイプ:カナル型
再生時間(イヤホン単体):最大8時間(ノイズキャンセリング機能オン、AACコーデック接続、その他機能初期設定の場合)
再生時間(充電ケース併用):最大24時間(ノイズキャンセリング機能オン、AACコーデック接続、その他機能初期設定の場合)
Bluetoothバージョン:5.3
対応コーデック:SBC、AAC、LDAC、LC3
防水対応:○(IPX4相当)
ノイズキャンセリング機能:〇
マルチポイント対応:〇
カラーバリエーション:ブラック、プラチナシルバー
アップル「AirPods Pro 第2世代」
アップル「AirPods Pro 第2世代」
- Apple
- AirPods Pro 第2世代 MagSafe充電ケース(USB-C)付き MTJV3J/A
- 価格.com最安価格30,600円 ( 発売日:2023年 9月22日 )
アップル純正のノイズキャンセリング機能搭載完全ワイヤレスイヤホンは、独自開発の「H2チップ」を搭載しており、近くのiPhoneと簡単にペアリングが可能です。iPhoneのコントロールセンターから各種機能を手軽にコントロールできるため、iPhoneと組み合わせた際に便利に使える機能が充実しています。
ノイズキャンセリング機能も非常に強力であり、外音取り込み機能も自然な聴こえ方で非常に優秀です。また、最新の「iOS 17」を搭載したiPhoneと組み合わせれば、周囲の環境音に応じてノイズキャンセリング機能と外音取り込み機能のバランスを最適化してくれる「適応型オーディオ」も利用できます。iPhoneとの相性が特に優れているため、iPhoneユーザーにとっては導入を検討したい1台と言えます。
■アップル「AirPods Pro 第2世代 MagSafe充電ケース(USB-C)」の主なスペック
タイプ:カナル型
再生時間(イヤホン単体):最大6時間(ノイズキャンセリング機能オンの場合、空間オーディオとヘッドトラッキングオンの場合は最大5.5時間)
再生時間(充電ケース併用):最大30時間(ノイズキャンセリング機能オン、空間オーディオとヘッドトラッキングオフの場合)
Bluetoothバージョン:5.3
対応コーデック:SBC、AAC
防水対応:○(IP54相当)
ノイズキャンセリング機能:〇
マルチポイント対応:-
カラーバリエーション:ホワイト
Anker「Soundcore Liberty 4 NC」
Anker「Soundcore Liberty 4 NC」
- ANKER
- Soundcore Liberty 4 NC
- 価格.com最安価格10,980円 ( 発売日:2023年 7月26日 )
「Soundcore Liberty 4 NC」は、Anker独自のノイズキャンセリング機能「ウルトラノイズキャンセリング」の最新バージョン「3.0」を搭載しています。同社の完全ワイヤレスイヤホンの中でも、特にノイズキャンセリング機能が優れている1台です。
比較的安価な価格帯である1万円台で購入できますが、マルチポイントやノイズリダクション機能付きマイク、LDACコーデック対応など、機能性もかなり充実しています。また、モバイルバッテリーを手掛ける同社らしく、バッテリー駆動時間もイヤホン単体で8時間、充電ケース併用で最大40時間(いずれもノイズキャンセリング機能オンの場合)となかなかのハイスペック仕様です。
■Anker「Soundcore Liberty 4 NC」の主なスペック
タイプ:カナル型
再生時間(イヤホン単体):最大8時間(ノイズキャンセリング機能オンの場合、LDACコーデック接続の場合は最大6時間)
再生時間(充電ケース併用):最大40時間(ノイズキャンセリング機能オンの場合、LDACコーデック接続の場合は最大30時間)
Bluetoothバージョン:5.3
対応コーデック:SBC、AAC、LDAC
防水対応:○(IPX4相当)
ノイズキャンセリング機能:〇
マルチポイント対応:〇
カラーバリエーション:ブラック、ホワイト、ネイビー、ピンク、ライトブルー
高音質完全ワイヤレスイヤホンのおすすめ4選
Technics「EAH-AZ80」
Technics「EAH-AZ80」
- パナソニック
- Technics EAH-AZ80
- 価格.com最安価格31,999円 ( 発売日:2023年 6月15日 )
パナソニックのオーディオブランド、Technics(テクニクス)から発売されている完全ワイヤレスイヤホンは、有線イヤホン「EAH-TZ700」にも採用されているアルミニウム振動板を採用しており、デジタル処理だけでなくアナログや機構構造など、トータルで音づくりを行うことで、音質にこだわり抜いた1台として知られています。
機能面では、最大3台のデバイスと同時接続が可能な「3台マルチポイント接続」に対応しており、この点がポイントです。ノイズキャンセリング機能は他のノイズキャンセリング搭載完全ワイヤレスイヤホンと比較するとやや劣るものの、充電ケースのワイヤレス充電対応や高音質なLDACコーデック対応など、機能面ではなかなか充実しています。
■Technics「EAH-AZ80」の主なスペック
タイプ:カナル型
再生時間(イヤホン単体):最大7時間(ノイズキャンセリング機能オン、AACコーデック接続の場合、LDAC接続時は最大4.5時間)
再生時間(充電ケース併用):最大24時間(ノイズキャンセリング機能オン、AACコーデック接続の場合、LDAC接続時は最大16時間)
Bluetoothバージョン:5.3
対応コーデック:SBC、AAC、LDAC
防水対応:○(IPX4相当)
ノイズキャンセリング機能:〇
マルチポイント対応:〇(SBC、AACコーデック接続の場合は最大3台まで、LDACコーデック接続の場合は最大2台まで)
カラーバリエーション:ブラック、シルバー
DENON「PerL Pro」
DENON「PerL Pro」
- DENON
- PerL Pro AH-C15PL [ブラック]
- 価格.com最安価格41,850円 ( 発売日:2023年 7月1日 )
DENONの完全ワイヤレスイヤホンのフラッグシップモデルは、医療技術を応用した高度なパーソナライズ機能「Masimo AAT」を搭載しています。この機能は、1人ひとりの聴覚に合わせてサウンドを細かく最適化することで、誰もが簡単に高音質を楽しめるように設計されています。
さらに、ドライバーユニットには3レイヤー・チタニウム振動板を採用し、クアルコムの「Snapdragon Soundテクノロジー」にも対応しています。これにより、ハイレゾ音源の再生が可能なaptX Adaptiveや、最大44.1kHz/16bitのロスレス伝送が行えるaptX Losslessなどの高音質コーデックも利用できます。最先端の機能と高音質を兼ね備えた音質特化型の完全ワイヤレスイヤホン、それがDENONのフラッグシップモデルです。
■DENON「PerL Pro」の主なスペック
タイプ:カナル型
再生時間(イヤホン単体):最大8時間(ノイズキャンセリング機能オフ、AACコーデック接続の場合)
再生時間(充電ケース併用):最大24時間(ノイズキャンセリング機能オフ、コーデック接続の場合)
Bluetoothバージョン:5.3
対応コーデック:SBC、AAC、aptX、aptX Adaptive、aptX Lossless
防水対応:○(IPX4相当)
ノイズキャンセリング機能:〇
マルチポイント対応:〇
カラーバリエーション:ブラック
DEVIALET「Gemini II」
DEVIALET「Gemini II」
- DEVIALET
- Gemini II
- 価格.com最安価格62,208円 ( 発売日:2023年 9月28日 )
フランス発の高級オーディオブランドDEVIALET(デビアレ)から発売された完全ワイヤレスイヤホンは、同社の2世代目にあたります。このモデルは、周囲の音に反応して自動で最適化する新開発のノイズキャンセリング機能を搭載しており、音質重視の完全ワイヤレスイヤホンでありながら、優れたノイズキャンセリング機能も備えたモデルとして注目されています。
さらに、3層ポリマー振動板にチタンコーティングを施した新開発のドライバーユニットを搭載することで、音質もさらに向上しました。価格は6万円オーバーと少々高額ですが、音質とノイズキャンセリング機能の両方を重視するユーザーにとっては、ぜひ注目すべき1台と言えます。
■DEVIALET「Gemini II」の主なスペック
タイプ:カナル型
再生時間(イヤホン単体):最大5時間
再生時間(充電ケース併用):最大22時間
Bluetoothバージョン:5.2
対応コーデック:SBC、AAC、aptX
防水対応:○(IPX4相当)
ノイズキャンセリング機能:〇
マルチポイント対応:〇
カラーバリエーション:MATTE BLACK、Iconic White、Opéra de Paris
final「ZE8000 MK2」
final「ZE8000 MK2」
- final
- ZE8000 MK2
- 価格.com最安価格36,800円 ( 発売日:2023年11月17日 )
国産オーディオメーカーのfinalが手掛ける完全ワイヤレスイヤホンのフラッグシップモデルは、独自の音響工学や心理学に基づいた音づくりを実践しています。このモデルでは、全く新しいコンセプトである“8K SOUND”を導入し、どんな音にもフォーカスできるサウンドを提供しています。広大な音場に広がる高解像度サウンドは、大編成のオーケストラとの相性が抜群です。
バッテリー駆動時間はイヤホン単体で最大5時間、充電ケース併用で最大15時間とやや短いですが、クアルコムの「Snapdragon Soundテクノロジー」に対応し、aptX Adaptiveコーデックを利用できる他、デジタル信号処理のタップ数を増やしてさらなる高音質を追求できる「8K SOUND+」も搭載しています。音質面における機能性もかなり充実しており、ユーザーに満足を与えるでしょう。
■final「ZE8000 MK2」の主なスペック
タイプ:カナル型
再生時間(イヤホン単体):最大5時間
再生時間(充電ケース併用):最大15時間
Bluetoothバージョン:5.2
対応コーデック:SBC、AAC、aptX、aptX Adaptive
防水対応:○(IPX4相当)
ノイズキャンセリング機能:〇
マルチポイント対応:〇
カラーバリエーション:ブラック
高コスパ完全ワイヤレスイヤホンのおすすめ4選
Xiaomi「Redmi Buds 4 Active」
Xiaomi「Redmi Buds 4 Active」
- Xiaomi
- Redmi Buds 4 Active
- 価格.com最安価格1,978円 ( 発売日:2023年 8月21日 )
中国の総合家電メーカーであるXiaomi(シャオミ)がAmazonで販売している「Redmi Buds 4 Active」は、圧倒的な低価格である1,990円で提供されています。
このモデルは、対応コーデックがSBCのみであり、タッチセンサーの反応がやや鈍いなど、価格に相応の特徴があります。しかし、2,000円を切る価格で完全ワイヤレスイヤホンを手に入れられるというのは魅力的です。安価な完全ワイヤレスイヤホンを手に入れたいという人にとっては、うってつけのモデルと言えるでしょう。
■Xiaomi「Redmi Buds 4 Active」の主なスペック
タイプ:カナル型
再生時間(イヤホン単体):最大5時間
再生時間(充電ケース併用):最大28時間
Bluetoothバージョン:5.3
対応コーデック:SBC
防水対応:○(IPX4相当)
ノイズキャンセリング機能:-
マルチポイント対応:-
カラーバリエーション:ブラック、ホワイト
JVC「Victor HA-A30T」
JVC「Victor HA-A30T」
- JVC
- Victor HA-A30T
- 価格.com最安価格7,400円 ( 発売日:2022年 5月下旬 )
「Victor HA-A30T」は、ビクターブランドの完全ワイヤレスイヤホンで、ビクター犬でおなじみのニッパー君がデザインされており、「イヌホン」という愛称で親しまれています。このモデルは、ビクターブランドの中では最も手頃な価格帯に位置していますが、小ぶりで軽量なイヤホン本体にはノイズキャンセリング機能も搭載されています。バッテリー駆動時間も、イヤホン単体で最大9時間(ノイズキャンセリングONの場合は最大7.5時間)となかなかの性能を誇ります。
エントリーモデルとしては、専用アプリでのカスタマイズは提供されていませんが、イヤホンのタップ操作だけで音楽の再生コントロールや音量調節、ノイズキャンセリングやバスブーストのON/OFFなどを行うことができ、使い勝手も良好です。また、かわいらしいメタリックのワンポイントが付いた全5色のカラーバリエーションが用意されており、コーディネートしやすいのも特徴です。さらに、小ぶりなデザインのケースも付属しており、日常使いに便利なコンパクトな完全ワイヤレスイヤホンとしておすすめです。
■JVC「Victor HA-A30T」の主なスペック
タイプ:カナルイヤー型
再生時間(イヤホン単体):最大9時間(ノイズキャンセリングONの場合は最大7.5時間)
再生時間(充電ケース併用):最大21時間(ノイズキャンセリングONの場合は最大17時間)
Bluetoothバージョン:5.2
対応コーデック:SBC
防水対応:○(IPX4相当)
ノイズキャンセリング機能:○
マルチポイント対応:-
カラーバリエーション:ブルー、ブラック、グリーン、ピンク、ホワイト
ヤマハ「TW-E3C」
ヤマハ「TW-E3C」
- ヤマハ
- TW-E3C
- 価格.com最安価格5,973円 ( 発売日:2022年11月25日 )
「TW-E3C」は、ヤマハの完全ワイヤレスイヤホンの中でも、エントリーモデルに位置する製品です。この製品の最大の特徴は、耳への負担を軽減するための独自の「リスニングケア」機能です。専用アプリを使用して「リスニングケア」をオンにすると、ボリュームごとの音の帯域バランスを調整し、ボリュームを上げずに自然なバランスで音楽を楽しむことができます。
また、高音質なaptX Adaptiveコーデックやマルチポイント接続、IPX5の防水性能、急速充電機能など、機能面でも十分な性能を備えています。さらに、カラーバリエーションが全6色と非常に豊富な点も魅力の一つです。
■ヤマハ「TW-E3C」の主なスペック
タイプ:カナル型
再生時間(イヤホン単体):最大9時間(最大音量時、70%音量時は最大10時間)
再生時間(充電ケース併用):最大24時間(最大音量時、70%音量時は最大50時間)
Bluetoothバージョン:5.2
対応コーデック:SBC、AAC、aptX、aptX Adaptive
防水対応:○(IPX5相当)
ノイズキャンセリング機能:-
マルチポイント対応:〇
カラーバリエーション:ブラック、グリーン/ピスタチオ、レッド/ラズベリー、ベージュ/ラテ、ネイビーブルー、グレー
Anker「Soundcore Life Note 3S」
Anker「Soundcore Life Note 3S」
- ANKER
- Soundcore Life Note 3S
- 価格.com最安価格6,990円 ( 発売日:2022年 5月17日 )
「Soundcore Life Note 3S」は、イヤーピースのないインナーイヤー型を採用した完全ワイヤレスイヤホンです。このスタイルは耳の耳介に引っ掛けるようにして装着するため、重さも片耳約4.3gと軽く、長時間装着しても耳への負担が少なく、蒸れにくいのが大きな特徴です。
また、インナーイヤー型でありながら、13mmの大口径ダイナミック型ドライバーと独自の「BassUpテクノロジー」を採用しており、パワフルなサウンドを楽しむことができます。この特徴は、カナル型が苦手な人にとっても魅力的なポイントです。
■Anker「Soundcore Life Note 3S」の主なスペック
タイプ:インナーイヤー型
再生時間(イヤホン単体):最大9時間(最大音量時、70%音量時は最大10時間)
再生時間(充電ケース併用):最大24時間(最大音量時、70%音量時は最大50時間)
Bluetoothバージョン:5.2
対応コーデック:SBC、AAC
防水対応:○(IPX4相当)
ノイズキャンセリング機能:-
マルチポイント対応:-
カラーバリエーション:ブラック、オフホワイト
耳をふさがないオープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホンのおすすめ4選
JBL「SOUNDGEAR SENSE」
JBL「SOUNDGEAR SENSE」
- JBL
- SOUNDGEAR SENSE
- 価格.com最安価格17,384円 ( 発売日:2023年10月13日 )
耳に引っ掛けて装着するオープンイヤー型の完全ワイヤレスイヤホンです。JBLが採用する独自の「OpenSoundテクノロジー」は、逆位相の音を当てて音を打ち消す仕組みを応用しており、このテクノロジーと大型の16.2mmダイナミック型ドライバーによって、開放感のあるオープンイヤー型ながらも、JBLらしいパワフルなサウンドと音漏れの低減の両方を実現しています。
さらに、イヤーフックとイヤホン本体の角度を4段階で調整できるので、耳の形状に合わせて最適な位置に配置することが可能です。充電ケースはやや大型ですが、付属の脱着式ネックバンドを装着すれば、完全ワイヤレススタイルだけでなく、ネックバンドスタイルとしても利用できます。
■JBL「SOUNDGEAR SENSE」の主なスペック
タイプ:オープンイヤー型
再生時間(イヤホン単体):最大6時間
再生時間(充電ケース併用):最大24時間
Bluetoothバージョン:5.3
対応コーデック:SBC、AAC
防水対応:○(IP54相当)
ノイズキャンセリング機能:-
マルチポイント対応:〇
カラーバリエーション:ブラック、ホワイト
Shokz「OpenFit」
Shokz「OpenFit」
- Shokz
- OpenFit SKZ-EP
- 価格.com最安価格22,800円 ( 発売日:2023年 7月6日 )
Shokzが展開する「OpenFit」は、骨伝導技術を用いない完全ワイヤレススタイルのオープンイヤー型イヤホンです。耳掛けタイプの製品で、イヤーフックを使用して装着します。充電ケースはイヤホン本体を重ねて収納する形状で、比較的コンパクトに仕上げられています。
特筆すべきは、「ドルフィンアークイヤーフック」と呼ばれる素材を使用した超極細のイヤーフックです。このイヤーフックは、角度調整機能がなくても、引っ掛ける位置を調整するだけで簡単に装着位置を微調整できるようになっています。また、イヤーフックはグリップ力の高いシリコン素材でコーティングされており、激しい動きでもズレにくく、さらにイヤホン本体はIP54の防水性能も備えているため、汗をかくスポーツシーンでも安心して使用できます。
■Shokz「OpenFit」の主なスペック
タイプ:オープンイヤー型
再生時間(イヤホン単体):最大7時間
再生時間(充電ケース併用):最大28時間
Bluetoothバージョン:5.2
対応コーデック:SBC、AAC
防水対応:○(IP54相当)
ノイズキャンセリング機能:-
マルチポイント対応:〇
カラーバリエーション:ブラック、ベージュ
ソニー「LinkBuds WF-L900」
ソニー「LinkBuds WF-L900」
- SONY
- LinkBuds WF-L900
- 価格.com最安価格22,330円 ( 発売日:2022年 2月25日 )
「LinkBuds WF-L900」は、耳穴の上にかぶせるように装着するタイプの完全ワイヤレスイヤホンです。見た目は通常の完全ワイヤレスイヤホンと変わりませんが、イヤホン本体には大きな穴が開いており、周囲の音がそのまま耳に届く構造になっています。この特徴により、遮音性はなくなりますが、周囲の音を自然な形で取り込むことができます。また、蒸れや耳への圧迫感も少なく、長時間でも快適に装着できます。
さらに、AI技術を活用した「高精度ボイスピックアップテクノロジー」を搭載しており、内蔵マイクを使用した通話品質も非常に高いです。開いた穴から自然な形でしゃべっている自分の声を確認できるため、テレワーク中のビデオ会議などにも適しています。
■ソニー「LinkBuds WF-L900」の主なスペック
タイプ:オープンイヤー型
再生時間(イヤホン単体):最大5.5時間(その他機能初期設定の場合)
再生時間(充電ケース併用):最大17.5時間(その他機能初期設定の場合)
Bluetoothバージョン:5.2
対応コーデック:SBC、AAC
防水対応:○(IPX4相当)
ノイズキャンセリング機能:-
マルチポイント対応:〇
カラーバリエーション:グレー、ホワイト
GLIDiC「Hear Free(HF-6000)」
GLIDiC「Hear Free(HF-6000)」
- SB C&S
- GLIDiC Hear Free HF-6000 GL-HF6000
- 価格.com最安価格8,683円 ( 発売日:2023年12月1日 )
GLIDiCから発売された「Hear Free(HF-6000)」は、ながら聴きに最適な耳掛けタイプのオープンイヤー型イヤホンの中でも、特にコストパフォーマンスに優れたモデルです。
この製品は1万円を切る価格帯に位置していますが、イヤホン本体は小型で軽量な設計であり、耳に負担をかけません。さらに、直径12mmの大口径ドライバーユニットを搭載しており、音質にもしっかりとした配慮がなされています。マルチポイントやノイズリダクション機能付きマイク、IPX4の防滴性能など、機能面でも充実しています。
初めてながら聴きイヤホンを利用する方にもおすすめできる製品です。
■GLIDiC「Hear Free(HF-6000)」の主なスペック
タイプ:オープンイヤー型
再生時間(イヤホン単体):最大7.5時間
再生時間(充電ケース併用):最大29時間
Bluetoothバージョン:5.3
対応コーデック:SBC、AAC
防水対応:○(IPX4相当)
ノイズキャンセリング機能:-
マルチポイント対応:〇
カラーバリエーション:ブラック、ホワイト
まとめ
完全ワイヤレスイヤホン市場では、ノイズキャンセリング機能を搭載したモデルが人気を集めていますね。高機能な2~3万円クラスの製品が利用シーンを問わずに好評を博しています。一方で、ノイズキャンセリング機能のないモデルは、1万円を切る価格帯の高コスパ製品が人気を集めています。
価格が低いため、オンライン専売の新興メーカーの製品も選択肢の一つとなっていますが、実際に使うものであるため、製品レビューやクチコミを参考にすることが重要です。好みの音質や使い勝手を確認するために、実機を店頭で試すことが難しい場合は、ユーザーレビューや専門サイトの評価を活用してみてください。
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